気長に待つしかないかな。
人材育成、スピードアップしていきましょう!
人材育成が必要な理由
会社における教育とは?
会社に新入社員を迎えたり、中途採用、部署異動したときなど、新しく教えることが沢山あります。
特に新入社員ともなると、知識や技術だけでなく、会社のルールやマナーを覚える必要もありますよね。他社やお客様を相手にする場合、会社の顔として対応してもらわなくてはいけませんので、会社として統一したものを教える必要があります。
また日本では、一人雇用するために掛かる費用は、給料のおよそ2~3倍以上と言われています。その方法によっては、10倍程度になることもあります。無事、雇用できた後も最初はほとんど何もできませんから、会社にとっては投資期間です。
新人教育って、手間と時間と神経を使います。会社にとって、人を育てるということは、戦力を育てるという超重要ミッションでありながら、教育のための専任をわざわざ置いている会社は、なかなか無いですよね。
会社として教育係に指名できるような人は、経験値が高く、人に教えられる信頼感がある=人件費の単価でみると割と高めの人材ということになります。
さらに、本来なら本職をする時間を割いて、教育や研修をしているという会社がほとんどではないでしょうか。そうすると、本来上がるはずの生産性がダウンしていることにもなります。
外部研修を取り入れる
社内での教育が難しい場合には、研修機関などを利用されることもあるでしょう。
教育研修費用の実態調査(2021年度)では、教育研修費用総額は、会社の規模や業種にもよっても変わりますが、1社当たりの予算額は6,603万円、従業員1人当たりの教育研修費用で見ると、年間25,000円前後(×従業員数)という結果があります。
参照:2021年度 教育研修費用の実態調査|産労総合研究所
新人研修の費用相場は、基本的なビジネススキルの研修で一日3~10万円、内容によっては1人あたり30万円~120万円となることもあります。
世の中には、良質なセミナーや、通常業務の中では教えられないようなレベルの高い知識や技術、仕事を上手に進めるための考え方やコミュニケーションスキルを教えてくれる研修機関が多くあります。これらは、専門的な知識を持ったプロの講師や指導者が指導してくれることで、効率的に人材育成が可能となります。
しかし問題は、「このように費用と時間を掛けて習得した知識や技術やマナーをその場限りではなく、実践に活かし続けられるのか」と、いうことです。
人材育成の問題点
育成中にありがちな問題点
こんなことって、ありませんか?(外部研修偏)
- 研修の成果で、行動が見違えるようにレベルアップしたけれど、2週間もしたら元に戻ってしまった
- 複数日に及ぶ場合、従業員のモチベーションの確認が難しい
- 講師によって得られるスキルが違うため、自社に必要な研修内容を決めるための事前の調査に時間が掛かる
- 研修の内容が、全て自社に当てはまるものではないということもある
- 費用が高い
同じ研修を同じ時間受けたとしても、人によって、吸収スピードや吸収意欲は、まちまちです。そして、良質な研修内容であったとしても、細かい点で言えば、自社にとってはそのまま受け入れられないものもあるかもしれません。
例えば、電話対応の研修で
<研修>:電話を受けたら、①内容をお伺い ②紙にメモ ③担当者に持っていく
<自社>:電話を受けたら、①内容をお伺い ②社内専用の共用チャットで発信
という違いがある場合、内容の伺い方は良いとして、覚えるべきは社内専用のチャットの利用方法です。
外部研修の上手な使い方
毎年5人の従業員が入社するとして、毎年同じように外部研修を受けさせるのは、効率が良い点と悪い点が出てきます。先に述べたように、自社ではそのまま受け入れられない点も含めて覚えてくると、それをその後に訂正する必要が生じます。
研修を受けた新人にとっては、せっかく覚えた知識を修正しなくてはならないことは、矛盾を感じたり、研修で上がったモチベーションを下げることになったり、今後の学習意欲をそがれることになります。
小さなことに思われるかもしれませんが、このような些細な積み重ねが、「不信」に繋がることもあるので要注意です。
それでも、外部研修で得られる知識やスキルは、得難いものがあります。せっかくの時間と情報を自社に合わせて有効に使うために、こんな方法は、いかがですか?
外部研修を最大限有効活用する方法
外部研修を最大限有効に活用する方法をご提案します。
知識、技術、ビジネスマナー、考え方を習得します。外部研修で学べることは、一般的な社会で通用するものがほとんどであるため、レベルの高い一般常識または専門性を高めた情報として学ぶことができます。また、教わる項目も理解しやすいように整理されているので、教わるステップも吸収すべきポイントです。
研修で学んだ内容で、そのまま活かせるものと自社に適さないものを分別します。自社の方針やルールに合わせて追加修正が必要なものを加え、自社にベストマッチするオンリーワンの研修内容を構築します。
研修資料としては、テキストベースの資料ができたら、もう一歩!動画の研修資料をつくることで、対面の研修に近い効果を生むことができます。これを、今後の研修に利用していけば、外部研修を毎年全員に受けさせる必要が無くなり、社内でも基本的な研修を完結することが可能となります。
外部研修では、集団で行われる研修に参加することで、モチベーションを上げたり、ライバル意識を高めて切磋琢磨させたり、外部の視点から指導されることで、新しい視点を得ることができるなど、メリットがあります。しかし、一定の期間が過ぎると、その効果は減少してしまうのが実情です。
一方、具体的に習得すべき知識・技術・スキルについては、何度も繰り返し学ぶことができる方が、これらの定着率は高くなります。また、一つの研修資料を作成することで、どの従業員に対しても間違いなく同じ情報を与えることができます。
そのため、知識・技術・ルール&ビジネスマナーという自社で統一しておきたいスキルについては、自社オリジナルの研修材料を利用して教育し、外部研修では、マインドセットや集中力アップのための機関として利用するのがおススメです。切り分けることで、研修費用も抑えて効率の良い人材育成を進めることができます。
社内研修の問題点
社内での人材育成の悩みとは?
社内で人材育成していくとぶち当たる問題として、こんなことって、ありませんか?
教える側
- 理解できているのか分からない
- 次のことを教えたいのに、思うように進まない
- 向き合った教育の時間がなかなか取れない
- 教育に時間を割きすぎると、本業に充てる時間が減る
- 新人教育にはパワーが必要で、いつもより疲れやすい
教わる側
- 説明してもらったことを聞き逃してしまった
- 分からないことがあるけど、聞きにくい
- 一気に詰め込むと、頭に入ってこない
- 人によって、言っていることが違うと思う
- 自分でとったメモが、どこにいったか分からなくなった
教育・育成は、根気と忍耐が必要となるものです。これまで、営業やサービス業で100名以上の育成に携わり、多くの中小企業の社長様とお話する機会を持ちましたが、人材育成で最終的に大きな課題として共通するのは、「時間の使い方」と「新人さんのモチベーション管理」という点でした。
対象となる従業員を集めてまとめて行う研修や、マンツーマンで行う研修など、どの研修でも、その場で指導者が説明して学んでもらうスタイルでは、上記の問題が生まれます。
教育問題を解決!動画を活用した育成スタイル
動画を社内研修や人材育成に取り入れることで、教育問題を解決できる理由をご説明しましょう。
人材の教育に動画を活用するメリット
教える側
- 業務や入社時期の関係で、異なるタイミングで教える必要性がある場合も、手間が掛からない
- 誰に対しても、全く同じ内容を伝えることができるので、人による差が生じない
- 動画はWEB上に保存でき、リンクを開けば出てくるのでテキストの資料や研修場所を準備する必要が無くなる
- 会社の代表からの想いは代表の口からなど、それを語るに適当な人からの教育ができる
- まずは動画を見てもらい、その後、確認をするというオペレーションをつくれば、教育に割く時間と労力を最低限に抑えることができ、時間を有効に使える
- 教えるということを自動化することで余裕を生み、新人さんのモチベーション管理というアナログでしかケアできない面を強化しやすくなる
教わる側
- 動画は、視覚と聴覚に働きかけるので、理解が早くなる
- 分からないところは、何度でも繰り返し学習できる
- いつでもどこでも学習できる
- 聞きにくいことを自分で調べられる
- 資料を持ち歩いたり、保管しておく必要が無くなる
教育に動画を制作する具体的なステップ
自社オリジナルの研修動画を作ると言っても、
「何を動画にすれば良い?」
「どうやって動画って作るの?」
「動画を作る時間もスキルも無いけど・・・?」
と思われるかもしれませんね。
動画の企画から納品までの流れをご説明しましょう。
動画の企画~納品まで
研修動画の内容を検討します。どのような内容にまとめるかを整理します。
研修動画を制作するための素材を準備します。
・素材としての動画を撮る(長回しの動画でも、途中で噛んだり間違いがあってもOK)
・テキスト、画像、資料のピックアップ(静止素材だけでもOK)
制作は、プロにお任せください!
ご提供いただいた素材を使って、動画を制作します。制作動画をご確認いただき、修正点があれば修正します。
完成動画をデータを納品します。
動画は、YouTubeに限定公開でアップしたり、社内システムにアップするなどして自由にご利用ください。
納品までの期間としては、動画の長さにもよりますが、1本2週間程度が目安となります。
どのような動画を作れば良いかの提案や、実際の動画の利用方法などは、Kagesapoからもご提案いたします。
社内研修で動画を取り入れると、離職率も下がる!?
離職理由の上位は人間関係
離職理由を調べてみると、上位は次のような結果でした。
1位:上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった
2位:労働時間・環境が不満だった
3位:同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった
参照:転職理由と退職理由の本音ランキング|リクナビNEXT
給与などの労働条件よりも、人間関係が退職の引き金になっていることが多いということです。
人間関係の悪化は、どのようなことがきっかけに起こるのでしょうか?
新人研修や人材育成という面で見ると、仕事を教え&教わりながら人間関係は作られます。その中で、教えるスキルが高くなかったり、教わる姿勢ができていないと、お互いにストレスが溜まります。
「教える」「教わる」ということは、それだけでも脳と精神的なパワーを使います。しかし、この「教える」「教わる」を動画を活用することで自動化することができれば、教える側は、新人さんのモチベーション管理に力を注ぐことができます。
例えば、教えるのに60分かかる内容を動画を見て学んでもらえば、教える側としては、60分の時間を自分の本業に充て、その後に10分確認の時間を取ることでフォローができます。まずは動画で学んでもらい、分からなかった点を確認したりヒアリングすることで、新人さんとしては「気にかけてもらえている」「手厚くフォローしてもらえている」と、好感を持たれやすくなります。
このように人間関係を育むことができれば、人間関係の相性の差を最小限に抑え、どんな人にも対応がしやすくなり、確認&フォローというスタイルが出来上がることで、相談されやすい人間関係や良好な人間関係を築きやすくなり、結果的に離職率を下げることにも繋がっていくのです。
社内研修に動画を取り入れるメリットまとめ
- 時間を効率的に使える
- 誰にでも同じ内容を伝えられる
- 結果的に教育の時短となる
- 人間関係を良好にし離職率を下げられる
動画は、集客やPRだけに利用できるものではありません。社内のことは後回しになりがちかもしれませんが、動画を扱いやすくなっている令和の今、社員教育にも動画を取り入れてみませんか?
まずは是非、社内研修の効率化について、Kagesapoにご相談ください。